ソケ3系CPUのベンチマーク

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 ソケ3用CPU・CPUアクセラレータがいろいろ取りそろったので、ベンチマーク大会を開催して見ました。

 ベンチマークデータは体感に必ずしも一致しませんが、同じパソコンでCPUだけ変えて測定したので、CPUの違いによる差はある程度実証しているのではないかと思われます。

 
上半分は生データ、下半分はPODP-83WBを1.00とした場合の比率を表しています。

 ベンチマークはWIntach1.2、Winsock3.3、HDBENCH2.61を使用しています。
 本当はsuper_πも入れたかったのですが、時間がかかり過ぎるので止めました。(お

 三種のベンチで一番体感に近そうなのが、Wintachなので、これを主として評価しています。
WinsockとHDBENCHは個別の能力を評価するのに参考としています。

 
画面の表示は当時のGAは1MBまでの物があったことおよび実用速度の点から1024*786の256色としています。

 Cyrix586-100はHAS-33T-BBと書いた下駄の付いたアクセラレータを使用しました。

 
および追加パーツ構成
本体 GA 2nd
cache
備考
Xe10 GD5430 0  
Xs Vision864 0  
Xs+2nd cache Vision864 128KB  
Xsの2nd cacheによる差 Vision864 0/128KB  
BX3+GA-1280A GA-1280A 0  

 今回ベンチマークを取った感想です。

 ある程度予測していたことなのですが、

 486のCPUをSX(DX)からDX2に内部2倍速化したことにより、パソコンのボトルネックがメモリシステムとなった。

 インテルはそれがわかっていたので、メモリシステムを改善したかった。
 しかしメモリシステムはM/Bメーカーの領域なので、CPUの方で取れる対策として、1次キャッシュの増量で対処した。

 AMDは素人受けするカタログスペック(内部クロックの速さ)を追い付くのが精一杯で、キャッシュの増量をしなかった。

 そのため、メモリがボトルネックとなりCPUの高速化が殆ど意味をなさなかった。

 わずかなコストダウンの為に、2次キャッシュレスのAMDの486DX4搭載パソコンを買わされたユーザーはかわいそうである。

 GAの差も激大きい。

 表示の速さだけを見ればPODP-83+GD5430よりもDX2-66+Vision864の方が高速である。

 わずかなコストダウンの為に、遅いGA搭載パソコンを買わされたユーザーはかわいそうである。

 実はこの後発売されたV7(P-75+5440搭載)よりもXs(DX2-66+Vision864)の方が表示は速い(滝汗

 当時の高速なGAを搭載したパソコンとなれば、選択肢が殆ど無くなり、
実情を知っていたヘビーユーザーが自作に走ったのは当然のことだったと思われる。

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