PK-P2A下駄の電圧変更方法

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まいど!

 どこのHPにも書いているようなお断りですが、以下のレポートはエマティ・なにわが独自に調査し、まとめたものであり、私の環境でのみ成り立つ話かもしれません。

 本件は電源の改造を伴いますので、CPU・下駄・マザー・電源などが簡単に壊れる危険性があります。
 
 本資料を元に改造し、不具合が発生した場合も私は何ら責任を取る事はありません。

 あくまで参考とお考えの上、自己責任の元に改造していただくようにお願いいたします。

 じゃんぱらで6980円のPK-P2A566というIOのアクセラレータを見つけました。
このアクセラレーターは下駄上に電圧を調整するレギュレータがついているので、電圧がカッパーマインに対応していないマザーでもカッパーマインが使えるようになります。
 バルクのCPUを単独で買ってもこれくらいはするので、下駄とファンが付いている分割安感があります。

 まずはFSBを上げてどこまで上げることができるかチェックです。
83MHzはOK、(^_^)
100MHzは速攻でフリーズ。(;_;)

 掲示板で報告すると、ほかの人はFSBが100MHzでも動いているそうな。
 くそう、何でやねん。

 しょうがないもう一つ買おう。(爆

 やったー、今度はFSBが103MHzでも動いたぞ〜〜。

 1.5Vで566MHzのCPUが850MHzで動くのなら、もう少し電圧を上げれば1GHzで動くかも〜〜。(^_^)/

 データシートの在りかを調べましたが、分からなかったので掲示板で教えてもらい、落としてきました。(一御さんありがとうございましたm(_ _)m)

 電圧は抵抗値のある抵抗で調整しているような。(^_^;)
(^_^):ショートさせるだけなら良かったのに〜〜〜。(T_T)

 ここでICのピンからパターンを追って、該当する抵抗を探すという王道を踏むエマティではございません。

(・_・):そんなもん自慢になるかい!

 全日本抜け道研究会 東住吉支部 支部長のエマティとしては、そんなことをしては更迭されてしまいます。

(・_・):いつからそんなもんできてんな!

 こりゃあかん、手が出んわ。早速ここでギブアップ。(ぉ

 その後、今度はPK-P2A677NXを売っているのに気が付く。

 おお、カッパーの677MHzは1.65Vやんか。

 これと566用とを比較すれば、どの抵抗が違うか簡単に分かるやんか。

 抵抗だけ確認して、速攻で売れば、そう損はしないでしょう。

(・_・):677を使おうという気はないんかい。
(^_^):そら、100MHz×10倍の1GBで動くんやったら、喜んで使うんやけど。(汗

 というわけで購入し、抵抗を見比べてみました。

 16PinのICのそばのR25だけが異なっていました。

 後でよく調べると、100MHzで動いたものと、動かなかったものでは抵抗値が異なりました。(^_^;)

(・_・):先に見とけば、677MHz買わんで済んだんちやうか。

 拡大図に半分見えている16PinのICは子亀基板に搭載されている場合もあります。

566用1号の下駄の抵抗値は2701と書いてあるので、2.7KΩです。
566用2号の下駄の抵抗値は3301と書いてあるので、3.3KΩです。
677用の下駄の抵抗値は4701と書いてあるので、4.7KΩです。
 
 実際に発生している電圧を測定するとこのような電圧でした。
R25 抵抗値
(Ω)
Vcore 電圧
(V)
2.7 1.52
3.3 1.56
4.7 1.66

 概算の抵抗値の表を作成するとこのようになります。
 

目標電圧 (V)

1.50 1.55 1.60 1.65 1.70 1.75 1.80 1.85 1.90 1.95 2.00

希望抵抗値
(kΩ)

2.43 3.14 3.85 4.56 5.27 5.99 6.70 7.41 8.12 8.83 9.54

 ということで、R25の抵抗を変更することで、必要な電圧を得ることができると思われます。


 測定は緑の部分の電源用コネクタの穴をマイナスに、青い部分の拡大図の赤丸の部分(コンデンサの足の上側です)をプラスに取りました。
 赤い四角の部分は、ICが子基板に乗っている場合です。
このタイプの場合R25が半分隠れてしまうので、少し半田の作業が難しくなります。

 目標として1.8Vくらいかなぁということで6.8KΩを探して、交換してみました。
 この抵抗はNECのX-mate等によく用いられているPC-CD60Dの基板から取りました。
 電圧は起動時で1.87Vと予想より高い目に出ました。
 Winが立ち上がりCPUが忙しいときは1.84Vなどという数字も出ました。
 結構変動があるということは、より安定な測定点を探した方が良いかもしれません。(滝汗
 ここで測定しているのは単にそれらしい電圧であるのと、クリップし易いという理由だけです。(汗

 例え回路図が手元にあっても、けっしてパターンを追うようなエマティではございません。

(・_・):自慢にならへんちゅうに。

 さて、肝心のOC度ですが、BH-6と3.3KΩな下駄で103MHzがOKだったCPUの組み合わせで実行したところ、当然103はOKでしたが、112MHzは即フリーズで、特にそれ以上のOCが効くわけではありませんでした。(;_;)

 続いてP2B-Fと3.3KΩな下駄で103MHzがOKだったCPUの組み合わせで実行したところ、なぜか100MHzでもSuper_π104万桁が通りません。(T_T)
 一度CPUを外したので、冷却のほうが問題なのかも(;_;)

または電圧が高すぎて、下駄のレギュレータが不安定になっているのかも。

これだけ手間隙かけたのに〜〜〜ぃ。 残念(T_T)


高抵抗時の電圧の誤差が大きすぎるので、次回同様の改造をする時用に、補正しておきます。

R25 抵抗値
(Ω)
Vcore 電圧
(V)
2.7 1.52
3.3 1.56
4.7 1.66
6.8 1.87

目標電圧 (V)

1.50 1.55 1.60 1.65 1.70 1.75 1.80 1.85 1.90 1.95 2.00

希望抵抗値
(kΩ)

2.61 3.19 3.77 4.35 4.93 5.51 6.08 6.66 7.24 7.82 8.40

 まだ多少の誤差はあるとは思いますが、最初の表よりはましになっていると思います。(;^_^Aフキフキ

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