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多くのソケット5/7のマザーボードにはCPUの逓倍率を変更するためのスイッチが設けられていますが、中にはそのスイッチが無いものがあります。 | |
そんな時は、そのスイッチに変わるものを付けてやれば、逓倍率を変更可能です。 | |
針金技編では、スイッチに変わるもとして針金(リード線)を使おうというものです。 | |
特長としては大変安く(タダ同然で)改造することが可能であるということ。 | |
欠点としては他のどんな改造よりも危険性が高いということです。 | |
くれぐれも壊れて困るようなパソコンでは行わないで下さい。 | |
下の写真はMTC−40001のBOTTOM VIEW(裏面)です。ソケット5/7はほぼ正方形なので向きが分かりにくいですが、右下の角だけピンが無いので方向が分かります。 |
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改造に使ったので変なところに抵抗がついていますが、無視してください。(^_^;) | |
拡大図の一番右側は5Vのピンが並んでいます。 | |
右から2番目はGNDのピンが並んでいます。2箇所にパターンが繋がっているのが分かります。BF0とBF1をGNDに落とすためです。 | |
左端でパターンが繋がっているのがBF0です。 | |
その斜め右下でパターンが繋がっているのがBF1です。 | |
MTC−40001はBF0とGND、BF1とGNDをジャンパスイッチで短絡できるように作られているのが分かります。 | |
下の写真はMTC−40001のTOP VIEW(表面)です。 |
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拡大図の黒のリード線はBF0とGNDをショートさせています。 | |
赤のリード線はBF1とGNDをショートさせています。 | |
右の図は挿しこんだリード線の拡大図です。
リード線は短絡防止のため被覆のついたもので、できるだけ細いものが適します。 |
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さて、十分細いワイヤーで、他のピンに接触させず、場所さえ間違えなければ、この技は成功するでしょう。 | |
ただし、この技の本当の恐ろしさはここからです。 |
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1) マザーボードの裏面で、ワイヤーを半田付けする場合は半田付けの不良が目で見えます。 この技の場合はCPUを挿し込む時に、ワイヤーが引っ張られて、抜けるかもしれません。 抜けた場合は正常な倍率には設定されません。 |
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そして、抜けても見えません。 抜けたワイヤーがほかのピンに接触した状態で電源を入れると非常に危険です。 |
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2)とりあえず、成功しても、その内またCPUや設定を変えたくなる場合もあるでしょう。 |
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CPUを取り外せばワイヤーもいっしょに抜けるかもしれません。 完全に外れれば、倍率が異なるだけで済みます。 |
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ところが、中途半端にソケットから抜けた場合は、次にCPUを挿した時に 抜けたワイヤーが元の穴に入る確率はほとんど0で、しかも他の穴に入れた状態やほかのピンに接触した状態で電源を入れると非常に危険です。 | |
しかもこの頃になると、この改造をしたことを、すっかり忘れてしまっていて、事故が起こってから気がつくということも十分に考えられます。 | |
これは私がCPUを挿しかえる時に、この改造をしたことをすっかり忘れて、5VとGNDが接触したまま電源を入れてしまって、焼けた後です。 こういうことも覚悟してこの改造を行ってください。 この時は電源もM/BもCPUも死ななかったのが、不幸中の幸いでしたが。(^_^;) |
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(^^ゞ (ぜんぶおまえがやった失敗を自白してるだけやんけ。 >(・_・) |
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