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 鱈PenIII(QS版)のMATE-Rでのジャンパ設定  KAZZEZ  2018年2月9日(金) 17:55
Tualatin PentiumIII (QLL1 QS)を溝Ra(G8YKK系)に差したときの4連ジャンパ設定を調べてみました。
(PL-iP3/T rev2使用)
機種によってはデフォルト設定ではピポらない場合がありますので注意する必要があります。

MATE-R(G8YKK系)
前←→奥 (×)は起動不可。
:::: 約266MHz (x 4.0)
:::■ 約667MHz (x10.0)
::■: (×)
::■■ (×)
:■:: 約500MHz (x 7.5)
:■:■ (×)
:■■: 約600MHz (x 9.0)
:■■■ 約633MHz (x 9.5)
■::: (×)
■::■ 約533MHz (x 8.0)
■:■: (×)
■:■■ 約700MHz (x10.5)
■■:: (×)
■■:■ (×)
■■■: 約566MHz (x 8.5)
■■■■ 約266MHz (x 4.0)

調査はITFノーマルのRaII23で行いました。Tualatinは動かない機体ですが、
FDローダを利用すればCPUクロックを計測するくらいはできます。
もしかしたらとっくに誰かが調べているのかもしれませんが、
FDローダを活用すればこんな調査にも応用できました、というくらいの意味で、ご勘弁を・・・。

もしQS版CPUが使えれば、500MHz以上の高クロックでは不安定になったうちのRa40での
細かいクロック調整に便利かもと思ったんですが、
500MHz未満の設定は266MHzしか無いようでしたので、どのみち駄目でしたね。(^^;)
500から700MHzという限られた範囲を細かく調節できて意味のある環境となると結構限られそうです。

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追記
どるログでQSを検索すると、いーとんさんの調べた鱈セレQSの設定が見付かります。
http://weblabo.griffonworks.net/dorlog/2nddorcom/mmx/13647.html
これと比べる限り、動いた設定(x4.0およびx7.5〜10.5)については全く同じようです。

 これもFDloaderアプリが適する例  まりも  2018年2月13日(火) 22:24
CPUクロックを知るためには、OSを起動し、ベンチ計測アプリを起動し、と面倒ですね。倍率を知る目的なら、すぐ起動できるFDローダアプリのほうが有用なくらいです。倍率はCPUのモデル固有レジスタを見るだけで済むので、倍率表示アプリを作るのは容易です。ぜひ作ってみられたらいかがですか。

   KAZZEZ  2018年2月18日(日) 2:29
まりもさんありがとうございます。

実は上記のクロック測定はC3用に作成済みのFDローダ用FDをそのまま使ったものだったりします。
VIA以外のCPUで実行された場合は固有機能をいじらないようにしましたので、
違うCPUや別のPCで使った場合には、ただCPUIDとクロックを表示するだけになります。

さらに言えばそのツールにはMSR-2Ahのbit27,25-22を表示する機能もたまたま搭載済みです。
こちらについてはどのCPUで通用するか分かりませんでしたので
デフォルトでは封印されていますが、オプションスイッチで簡単に解除はできます。

とりあえずそれを使ってMSR-2AhのBFビット列を調べてみました。まずKlamathです。
前←→奥
SSSS BBBBB
WWWW FFFFF
3421 43210
↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓
:::: 00100 約133MHz (x 2.0)
:::■ 00110 約300MHz (x 4.5)
::■: 00100 約133MHz (x 2.0)
::■■ 00110 約300MHz (x 4.5)
:■:: 00101 約233MHz (x 3.5)
:■:■ 00111 約166MHz (x 2.5)
:■■: 00101 約233MHz (x 3.5)
:■■■ 00111 約166MHz (x 2.5)
■::: 00000 約133MHz (x 2.0)
■::■ 00010 約266MHz (x 4.0)
■:■: 00000 約133MHz (x 2.0)
■:■■ 00010 約266MHz (x 4.0)
■■:: 00001 約200MHz (x 3.0)
■■:■ 00011 約133MHz (x 2.0)
■■■: 00001 約200MHz (x 3.0)
■■■■ 00011 約133MHz (x 2.0)

これを見る限りSW1=BF1、SW2=Klamathでは未使用?、SW4=BF0(負論理)、SW3=BF2
と見なすことはできそうです。

ただ、CPUによってBFピンと設定倍率が異なる場合がありそうなのが厄介です。
上述のTualatin QSについては以下のような感じでした。
SSSS BBBBB
WWWW FFFFF
3421 43210
↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓
:::: 01100 約266MHz (x 4.0)
:::■ 11011 約667MHz (x10.0)
:■:: 01101 約500MHz (x 7.5)
:■■: 10000 約600MHz (x 9.0)
:■■■ 10100 約633MHz (x 9.5)
■::■ 01010 約533MHz (x 8.0)
■:■■ 11111 約700MHz (x10.5)
■■■: 10110 約566MHz (x 8.5)
■■■■ 00011 約266MHz (x 4.0)

ジャンパピンとの関連性はまったく見えてきません。orz
少なくとも00011なんかを返した場合にはKlamathと鱈QSで倍率が異なるわけですから
各CPUのBFと倍率の関係を調べてCPU別に判断することになりそうで、
思ったより面倒かもしれません。

ただ、異なるCPUでも同じ倍率で同じビット列を返すこともそれなりにあるようでした。
例えばx8.0倍の533MHzは、河童セレ・鱈QS・CyrixIII・C3 Nehemiahいずれも
01010を返しましたので、大まかな傾向はあるようですね。

とりあえず件のツールの次回(?)の更新では、
VIA以外のCPUでもBFビット列の表示について封印解除してみようかと思います。