パソコンの自作が流行って入るようですが、ネジ止めするだけで自作といっていたら、箪笥や本棚、ベットまで自作と言わなければいけなくなりますね。(滝汗
本当に自作といいたければ生の基板に部品を全てはんだ付けしてマザーの一枚も作ってから言ってもらいたいもんです。
(・_・):だれができんねん、そんなこと!
低価格でパソコンを作るためには最低限買わなければならない物を除いて、買わない事です。
では何が買う必要があるかというと、結局自分で作れる物なんかほとんどありません。(お
強いて自分で何とかできる物といえば、ケースぐらいでしょうか?
まずは手始めとして、既存のパソコンのケースの流用方からご紹介します。
今日の材料はPC-9821V7/S機です。
元々ペンティアム75MHzのパソコンで、マザーが逝ってしまったのですが、部品取りに捨てずに取っておいた物です。
まずは、分解し元のマザーを取り出します。
ここで問題になるのは、AT/互換機のマザーとPC-9821のケースでは固定の穴の位置が違う事です。
まともに考えれば、マザーに合わせて、ケースにタップを立てる訳ですが、そんな工具を持っていない人も多いでしょうし、かなり正確に加工する技術が無ければ、位置が合わなくなります。
少なくとも私には両方ありません。(きっぱり)
(・_・):自慢できることやないらろが!
そこで、手抜き方法です。
金具ならぬ木具という訳です。
まずはケースに入るように木の板を切り出します。
加工精度は小さ過ぎないのであれば後から少し削って調整出来ますので適当でOKです。
一ヶ所だけ、底から出っ張ってきている支えの高さが異なるので、少し削って高さを合わせます。
2箇所削った跡がありますが、最初適当に削ったら、全然場所が違っていたと言う訳です。(お
上の欠けた所は木が大き過ぎたので、CD/FDの金具の足をよけるために削った跡です。(こらこら
(・_・):ほんまに適当なやっちゃなぁ。
これなら、ノコギリとノミ(彫刻等やカッターでも可)があれば加工できます。
裏返してマザーに取りつけます。
ケースの裏から木ネジで止めます。
木ネジを底の穴から突っ込むだけですので、誰がやっても位置はずれません。
(・_・):それでもネジが歪んで斜めに入っているのは秘密です。
マザーを木具の上において、ネジ穴をサインペン等でなぞって、位置を罫書ます。
マザーと木具の間に高さ調整兼部品の足に変な力がかからない様に絶縁物のスペーサーを糊付けします。
この時にネジの邪魔にならないようにします。
多少お金を出せるのなら、スペーサーはゴムの足などが容易に手に入って良いでしょう。
マザーを置いて、上から木ネジで止めます。
お好み&技術に応じて、リセットSWやLEDやスピーカーを配線します。
FDや電源をAT/互換機用に取り替え、配線すれば完成です。
写真は マザー にAbit社のBH6(slot1)を使用した場合です。
チョットした問題点ですが、電源のコネクタの形状が合いません。
この程度は気にせず、無理矢理ネジ止めしています。
達人達はパネルと電源の間にスペーサーをかまして、パネルが歪まないように調整したりしているそうです。
マウス、キーボード、VGAを含む電源以外の全ての線が横方向に出てきます。
そのため蓋がそのままでは閉まりません。
また、拡張ボードの止め具もありませんので、ぐらぐらしています。
私はこれを作る前から、蓋は閉めない派でしたし、
中をしょっちゅう弄るので、ボードを止めない派でしたので、これで充分です。
ちなみに昔からプリンタやシリアルも固定せずに刺すだけ派でした。(^_^;)
(・_・):自慢になるかい。
パソコンを動かさずに、配線や部品を弄れるので、アフターケアーが容易で、非常に気に入っています。\(^O^)/
それと、お金と手間がかかっていない分名前だけでも豪華にしようという訳で、高橋留美子先生の「うるせいやつら」のキャラの名をもじって命名しました。
(・_・):かってにつこてええんかいな。
Xa7以降の角型のFDイジェクトボタン機種なら、同じように改造できると思います。
ボード類の固定が甘いので、タワー機は避けた方が良いでしょう。
ちなみに私はAT/互換機のタワーケースのものでさえ、VGA等はネジ止めしていません。(きっぱり)
(・_・):自慢になれへんちゅうとろうが!
ケースのシャーシ、リセットSW、電源LED、HDLED、スピーカーが流用できます。
ケース関係で、別途入手の必要のある部品は、電源と電源SWくらいです。
スペーサーはその時々で本当に適当なものを使用しています。
部品の足の無いところでしたら、木片でもOKです。(^_^;)
みなさんもお一つ如何ですか?
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