Raの黄色CACHE RAM ERROR
KAZZEZ 2019年6月1日(土)
4:27 |
先日購入した「SLOT-T」と「AOpen
FC-PGA」下駄を溝Raで試してみました。 Ra40(ACB)+Coppermine(1.8V設定)と、RaII23+Nehemiah(1.5V設定)です。 #
どちらもCPUの定格より0.05Vオーバーですが、まあ許容範囲でしょう・・・。
以前、G8YKKマザーではSlot1にかかる電圧が1.5Vに満たないと起動しない ということを教えていただいたのですが、その通りでした。 SLOT-Tには1.475Vの設定が無く、AUTO設定も無いので もしかして1.5Vがデフォルト設定だったために当時安定したのでしょうかね? もっともSLOT-Tの動作報告を検索しても出てくるのはITF改造RvII26の話ばかりで なぜかRaでの動作報告がほとんど見当たりませんので、 当時は1.5V問題が知られていなかったことが覗えます。
しばらく使った直後では1.45Vの設定でも起動しましたので、 もしかしたらちょっとした部品定数の変化というか 簡単なマザーボード改造でも改善できるのかもしれませんね…。
で、本題ですが、どういうわけかAOpenのFC-PGA下駄のほうはC3でもCoppermineでも メモリカウント終了後しばらくしてから黄色CACHE
RAM
ERRORが出て、 CPUキャッシュが切れて起動します。SLOT-Tではこのエラーは出ません。
まあIPLwareでL1だけ起こせば本来のパフォーマンスが出ましたので実害は無いようですが。 #
強いて言うならIPLwareの8個までという登録制限が最近ちょっときついですが。 RaではL1とL2は連動しているのでしょうかね? Ra266前期+MendocinoではL2が切れて起動するという話でしたが。
不可解なのは、C3でも黄色CACHE
RAM ERRORは出る点です。当時RaのITFを調べた方の話によれば MSRのL2なしビットが立っていればCACHE
ERRORにならないという話がありまして、 http://weblabo.griffonworks.net/dorlog/2nddorcom/mmx/11437.html #
そのおかげでKlamath(モデルID3)より新しいCovington(モデルID5)がRaII23でも動くわけです。 C3のデータシートによれば互換性のためにL2なしビットは常に立っているはずなので GenuineIntelチェックさえすり抜ければC3はCovingtonと同じ扱いになり、 そもそもL2キャッシュのチェックルーチンには入らないと思うのですが・・・? L1チェックにでも引っ掛かるんでしょうかね?? 下駄によって症状が違うというのが良く分からないところですが。
今のところどちらもWin2k上でのベンチマークは安定していますので ITFが一体何の不具合を検出してキャッシュを切ったのか謎です。 |
G8YKKで使えないSLOT1
アダプタ まりも 2019年6月1日(土)
11:48 |
>AOpenのFC-PGA下駄のほうは 画像のはMendocino
Celeron用の下駄(Abit製だったか?)ですが、同じく黄色CACHE RAM
ERROR現象が出るモノです。これの他にGIGABYTE製のアダプタを知っています。いずれもG8YKK系マザーのみで起こり、その他の機種・マザーでは問題ありません。1.5V問題も含めて、G8YKKマザーのほうにイレギュラーな問題があるのだろうと思います。設計が440FX時代の古いものだからっていうのもあるでしょう。実用面では他のアダプタにすればよいだけのことだったため、ITFのどの段階で発生するかなどは深く追求したことはありません。ITFが出しているI/O
port
0610hのデバッグメッセージで時期を絞り込むことはできるかもしれませんが、ざっくり「L2チェックのどこか」、ぐらいしかわからない可能性もあります。
>IPLwareの8個までという登録制限が最近ちょっときついですが それは(汗、、、具体的にどんなものを入れているんでしょうかね?
IPLwareのローダは現状で1バイトも空きはなく、固定ディスク起動メニューの仕様として許される768バイトの空きを使い切っていますが、赤青変化の所をカットすれば16バイト程度空いて、ディレクトリ1個くらい増やしたバージョンのモノを作れる可能性はあります。しかし旧バージョンと互換性が取れなくなってしまい、ローダ内蔵のIPLwareアプリ(確かEXIDE32GとMEMSETだけかと)を最初に入れないといけないなどの制約が発生するでしょう。
関連性の深い小規模アプリを統合するほうがよいと思います。機種毎に使ったり使わなかったりするアプリなら、機種判別をしてからぞれぞれの動作に移るものにまとめるなど。KAZZEZさん自作のも含めて何かありますかね? |
RE:G8YKKで使えないSLOT1 アダプタ KAZZEZ
2019年6月1日(土) 23:48 |
> 同じく黄色CACHE RAM ERROR現象が出るモノです。 >
G8YKKマザーのほうにイレギュラーな問題があるのだろうと思います。 ありがとうございます。他にもあったのですね。
古いものですから、もしSLOT1のキャッシュ関連ピンの断線とかだったら嫌だなと思っていたのですが、 必ずしもそうではないということが分かって、ひと安心です。
・・・もしかしてPL-iP3/Trev2の接触不良だか何だかよく分からない不具合も G8YKKの独自仕様が関連しているんでしょうかね?
>
具体的にどんなものを入れているんでしょうかね? 今回の場合で言いますと、Ra40でCHACHA+MEMSETUP+EXIDE32Gに加えて、 自作のはPCIPL+HDDRES+TIMEDATE+C3SETがあるところへ IPLDOSでDOS用のキャッシュイネーブラを組み込んだ時点で8個に達して、 EXIT(IPLDOSのアンローダ)が組み込めなくなったという感じでした。
EXITは無くてもたぶん大丈夫だと思うのですが、 無いと表示がすぐ消えて見づらいので、取り急ぎC3SETを消して組み込みました。 どのみちRa40はしばらくCoppermineで運用することになると思いますので C3SETが無くて困るのは起動時にCPUIDとクロックが確認できないことくらいで(笑)実害はありません。
まあ実際のところ、IPLware自体もしくはときどきハードウエアのテストをするために 予備的に入れているだけのIPLwareもありますので、整理すれば工面できる状況ではあります。
CHACHAかPCISETがあればTIMEDATEはあまり重要ではありませんし、 たしかP698ACCにはキャッシュ起こしの機能もあったかと思いますので、 そうであればPCIPL(54
00 58
2C)も必要なかったりします。
そうなると結果的にどうしても必要なのは CHACHAorPCISET+MEMSETUP+P698ACC+HDDRESくらいになりますね。(汗 EXIDE32Gも、無いとHDDを繋いだときデータ消失の危険があるので入れておきたい部類ですが。 冷蔵庫と同じくスペースはあればあるだけ埋められるというマーフィーの法則ということで。(ぉ
>
ローダ内蔵のIPLwareアプリ(確かEXIDE32GとMEMSETだけかと)を最初に入れないといけないなどの制約が発生するでしょう。 キャッシュが切れて起動するとMEMSETUPの存在チェックもそれなりに遅くなりますので、 できれば先にキャッシュを起こしたいところです。 IPLwareローダ自体の拡張は現実的では無いということで理解しました。
>
関連性の深い小規模アプリを統合するほうがよいと思います。 ちょっと思ったのは、小さなIPLwareアプリであれば「IPLware内IPLwareローダ」を作って 子ローダ込みで複数のアプリをあらかじめ1つのファイルにまとめておいてIPLware登録する、 ・・・などという手もありそうですね。
上記IPLDOSの場合、IPLDOSのローダとDOS用COMファイルを COPY
/Bで結合してIPLware登録し、IPLware内でCOMファイル部分を100hに配置しなおすというものですので、 同じような手法で複数のIPLwareを実行するだけのIPLwareアプリというのも原理的には充分考えられると思います。 まあ複数のファイルを扱うとなるとモジュール名やファイルサイズ管理とか大変そうですが・・・。
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1日でできた「IPLware統合ツール」 まりも 2019年6月3日(月)
2:08 |
>小さなIPLwareアプリであれば「IPLware内IPLwareローダ」を作って
そのアイデアのとおり、複数のIPLware実行ファイルを統合して1つのIPLwareにまとめるツールを作りました。ご利用ください。 http://hp.vector.co.jp/authors/VA012947/iplware/iplwuni.html これによりディレクトリ数最大8という制約が緩和できるでしょう。
ただしこのツールでまとめないほうがよい/まとめられないIPLwareもあります。ディスクに設定データを保存するようなもの、ロードされるセグメントが7000hでは困るようなものは、統合できません。CHACHA,
PCISET, EXIDE32G,
MEMSETUPのようなのも中身を取り出せないので対象外です。 |
いつのまに・・・(汗
KAZZEZ 2019年6月3日(月)
4:11 |
ありがとうございます。早速DLしました。 それにしても相変わらずお仕事が速いです・・・わざわざすみませんでした。 #
ちなみに私が10年前にIPLDOSを作ったときは公開まで2週間くらいかかりました…。(汗 # (・_・):
くらべもんにならんな。
今日はもう遅いのであとで試してみたいと思いますが、 私の自作のものではIPLDOSがモジュールの取り出しをサポートしていません (取り出せたら市販のプログラムであってもCOPY/Bで改変する形になるので、できるだけ直接IPLwareに渡しています) ので、iplwuniには対応していないと思います。
それ以外はあまり複雑なことをしていないと思うのでまとめられそうに思いますが、 ブロック転送を行うC3SETあたりは一応セグメントを決め打ちしていないかどうかチェックしておきたいと思います。
---- 6/4
4:00追記
試してみましたが、取り急ぎType2モジュールは実行後に暴走するようです。 とりあえずCHACHA.BINをIPLCLS.BIN込みでTIMEDATE.BINと結合させたものは動いています。 |
1日ではできなかった・・・
まりも 2019年6月4日(火)
10:07 |
type2の実行命令( CALL 0100h,
RETF)が所定位置に書かれていなかったようです。es:[00FC]とするところをcs:[00FC]としていた凡ミスが原因でした。やっぱりintelのセグメント管理は煩わしい・・・ ついでですので、実行後に画面を1秒程度保持する/しないの選択が個別にできる機能を追加しました。 <21時
追記>デバッグ用コードが入っていたので差し替えました |
大丈夫そうでした。 KAZZEZ 2019年6月4日(火)
22:18 |
ありがとうございます。Type2混在でも問題なく動作いたしました。 とりあえず自作のものを5つほど統合したものを登録して、だいぶ余裕ができました。 自作のものはどちらかと言うとType2が多かったので、助かりました。
1秒待ち機能の有無も両方やってみました。 表示待ちを行うものであっても1秒程度なら気になるほどではありませんでしたので、 とりあえず全部1秒待ちにしています。
6/6
23:30追記 それにしてもこれはIPLwareを意図した順番で実行するのにも便利ですね。 今までは順番が意味を持つ場合、1つずつ登録しなおす必要がありましたから。 まとめていっぺんに記述できるのはありがたいです。
特にIPLCLSと相性が良さそうです。 これデフォルトでは画面下部のメッセージまで消してしまったのですが、 せっかくなので画面下部5行はデフォルトでは消さないように変更してみました。 http://kazzez.html.xdomain.jp/program/index.html#icls |
入れ子にもできた かかっくん 2019年6月5日(水)
1:18 |
>
1日ではできなかった・・・
まぁ骨子は1日でできたという事で。 で、UNILDR.DATのセグメントのアドレスをパッチしたところ入れ子実行も成功しました。 余りにも肥大化しても実用性が無さそうなので2段程度でせう IPLwareにインストールしてから位置を移動すれば其の限りではありませんが。ITF/BIOSから認識されない LBAとかDOSでクラスタギャップにより使われない各パーティションの末尾に入れるとか? #
かなりトリッキーですがかつて2HD/8なFDにフォーマットは其の儘1,250,304バイト超のデータを #
書き込んだりしたのを考えるとどうって事無いやうな?ちなみにオーバートラックとかのトリックを #
使わないのは8インチのFD1165Aでは使えないからです #
DOSパーティションなら末尾以外にも隙間は結構有りますね #
トリッキーな話は本題から逸れるので研究発表板にて #
ematei.s602.xrea.com/cgi-bin/bbs39_ken/bbs39.cgi?mode=resin&no=138
#
あ、BIOSで読んでいるから前者(認識しないLBA)は無理か |
いまのところCACHE RAM
ERRORでも(キャッシュ起こせば)問題なさそうです。 KAZZEZ 2019年6月9日(日)
18:20 |
さてRaのほうですが、CACHE RAM
ERRORの出る下駄に河童850をのせたRa40も、 SLOT-TにC3をのせたRa223も、これまで安定して動作しています。
当初54
00 58
2Cだと3D系ベンチで少々不安定(2Eは通る)だったんですが、 昨日いろいろやってみたところ、使っていたECC
SIMMの1組に耐性の低いものがあったようで、 別のに交換したら2Cでも安定動作するようになりました。
PL-iP3/Trev2のときは何度調整しても数日でかんしゃく起こしていましたから、 これでしばらくは安心でしょうか。
結局、PL-iP3/Trev2は数年も使うと劣化しやすいということでしょうかね。 そうなると中古でPL-iP3/Trev2を入手することにはあまり意味が無さそうです。 しかしRaのオンボードVRMでは電流的に河童コアで633MHzが限界のようですから、 溝Raでは結局1.1GHzのPen3を733MHzで動かす方法はもう無いということになってしまいますね。 (VRM搭載の溝1下駄ってほかにありましたっけ?) あるいはVRMなし下駄でも電圧強制指定で1.5Vまで下げれば河童で733MHzまで行けるだろうか? ・・・なんてことを考えていますが、どうでしょうね(ACBな個体では無理ですが)。
>
取り出せたら市販のプログラムであってもCOPY/Bで改変する形になるので そういえばこないだEPSONのSIPについて調べたら SIPの場合はオリジナルを直接書き換えるものなので、コピーしないから良いのだそうで。 ttps://www.mc-law.jp/kigyohomu/19023/ その発想は無かったですが、結構有名な話だったんでしょうか・・・。(^^;)
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