kenkyu/hairu.htmに報告第一弾を載せていただいておりますが,第二弾です。
前回のやり方では5インチベイ用金具を廃ルスロットに固定するのに固定用の金具(廃ルスロット側面の金属板を挟み込むんでネジ留めするもの)も作る必要がありました,今回は別な5インチベイ用金具を用いました。残念ながら型番等は不明です。PC-98パワーアップ道場180ページで紹介されている金具と同じものかどうかは不明ですが,シャーシの背が低いため,廃ルスロット側面のスリットから側面が見えません。しかし驚くほどぴったりとはまります。奥行きが短いのでレールに沿って廃ルスロット内を多少前後に動きますが,固定しないでも実用的です。とはいえ工作は大した手間でもないので,ネジで固定できる部分がないか見てみました。
その結果,廃ルスロット側面前方の穴から,5インチベイ金具の側面がわずかに覗いているのを発見。しかも好都合なことにそのような箇所は左右にありました。
5インチベイ金具のフロントパネルがAsのフロントパネルの廃ルスロットの口の部分にぴったり当たるように5インチベイ金具の奥行き方向での位置を調整し,廃ルスロット側面の穴の位置を5インチベイ金具側面にマークし,穿孔位置を決めます。
ボール盤で穴を開け,気休め程度ですがネジ溝も切り,ネジ留めします。向かって右前の穴は,ワッシャと廃ルスロット外壁の金具が一部干渉したのでワッシャのその部分を削りました。
ネジ留めした様子です:
cgi-bin/kenkyuu/icon/20060827120425.jpgcgi-bin/kenkyuu/icon/20060827120556.jpgAs2のCバス籠は天井に金属板が溶接されており,I/Fを拡張スロットに挿してからケーブルを接続することができません。そこでAs2のバックパネルを外しますが,作業しやすくするため電源ユニットとHDDベイ−FDD−廃ルスロット部の金具も外しておきます。
バックパネルを通して一番上の拡張スロットのレールにI/Fを差し込みます。この時I/Fに予めケーブルを接続しておき,ケーブルを先にCバス籠の中に入れ,天井の穴からコネクタを電源ユニット側に出します。Ap3などでもこの方法でいけます。
HDDベイ−FDD−廃ルスロット部の金具から基板を外し,ケーブルを廃ルスロット内部に入れてPCカードスロット後部のコネクタと接続します。この時,Cバス籠と廃ルスロットの金具の角でケーブルを傷つけてしまわないよう気をつけて下さい。またこれは言うまでもないことですが,PC-98の筐体の金具は剪断面が鋭いままなので手を切りやすくなっています。作業時にはこれも気をつけて下さい。私は今回筐体底面の縁(SCSI専用スロットのあたり)で久々にやりました('A`)
廃ルスロット後部の画像です:
cgi-bin/kenkyuu/icon/20060827120623.jpg/M2モデルでは,スペースの関係上ケーブルは廃ルスロット内部の一番上の黒いコネクタ(FDDコネクタ)と金具の間を通すしかありませんでしたが,3.5インチFDDモデルでは,この画像のように,ケーブルを丸めて廃ルスロットFDDコネクタの脇を通すとよいでしょう。
組み立て直せば完成。正面から見たところです:
cgi-bin/kenkyuu/icon/20060827120038.jpgなお今回は,前回は必要だったPCカードスロット部の底上げ工作↓
kenkyu/hairu_hosoku.htmは必要ありませんでした。使用した5インチベイ固定金具が前回と今回とで異なっていたためでしょう。
(・_・):そら変やわ
> 熱的なことは十分考慮されてはいるのでしょうが
どうでしょう?結構怪しいと思います。
ちゃんと熱設計しているならばそんなに発熱しないはずですし…。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4526040452/250-8237422-2317819?v=glance&n=465392
熱設計の基本的な事なら、この本を読むと良いです。